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季節に応じたピアノ調律

ピアノは他の楽器同様、周辺環境の影響をよく受けます。具体的には温度、湿度です。
特に湿度はピアノの状態を大きく左右する要素ですので注意が必要です。

そもそも、ピアノというのは湿度が調節された部屋に設置が望ましいとされています。ピアノを形作る木材には、目には見えない小さな穴がいくつも開いています。この小さな穴は、周辺の湿度が高ければ水分を吸収し、逆に周囲が乾燥してくると中に溜め込んだ水分を放出します。
水分を吸収、放出するのがどういう意味を刺すかというと、ピアノの木材が膨張、収縮するということに他なりません。詰まり、湿度が変化する部屋に置いてあるピアノは、一年間を通して大きさが変化しているということになります。

ピアノが音を奏でられるのは、ピンと張られた弦をハンマーが叩くからですが、この音を更に大きく響かせるのが響板という木の板です。また、駒という部品がピアノの弦を支えています。
これが膨張収縮をすると、音の響き方が少しずつ変わるため、音がずれてしまうのです。

本来であれば、ピアノを完全に湿度が調節された部屋に設置するのが好ましいとはいえ、一般の家庭では中々難しいことでしょう。

せめて、梅雨から晩夏の湿度が高い時期だけでも部屋で除湿機を稼働させるだけで、ピアノに対する影響は最小限になりますが、完全ではありません。
定期的に、専門のピアノ調律業者にお願いして、ピアノの調律をしてもらうことで、初めてきれいな音を年間通じて出せるようになるのです。

時間の空いたピアノ調律

ピアノ調律をしていますか?

ピアノ調律というと、わりと長い時間ピアノ調律に時間を取られることや、ピアノ調律師を家に招いたりしなくてはならないため、
なかなかピアノ調律に時間を割くことの出来ない人も多いのですが、実は多くの方がピアノ調律をかなり長い時間空けてしまっている可能性があります。最低でもピアノ調律は1年に1回は行ったほうが良いと言われています。
これは弾いていないからピアノ調律の必要が無いとか、そういったことは無く、弾いても弾かなくても、ピアノ調律はしなくてはならないのです。

何故ピアノ調律は必要なのか

ピアノ調律は何故必要なのでしょうか?ピアノ調律とひとくくりに言ってもピアノ調律は単純にピッチを直したりするというわけではありません。ピアノ調律をするということは、ピアノ調律以外にも若干のピアノ修理が含まれてきます。
ピアノのピッチだけではなく、響きはどうか?キズは無いか?ということまでしっかりとピアノ調律師に見てもらうことが出来ます。
ピアノ調律を怠ると、音が悪くなるばかりでなく、手入れ不足が祟って害虫などの住処にされてしまう可能性もあります。
こうしたことを防ぐためにも、ピアノ調律師のようなプロにピアノの様子を見に来てもらうことが大切です。

ピアノ調律は自分ではできない

もちろんですが、ピアノ調律師さんは特別な機械や道具などを用いてピアノ調律をします。
素人が簡単に出来るものではないのです。またピアノ調律は高音と低音であえて若干ズラしてあります。
こうしたことを考えると、ピアノ調律をするには耳の聞いた技術のあるピアノ調律師に来てもらうことが大切だということが分かります。