時にはピアノもお医者さんに

日本最古のピアノ
現存する日本最古のピアノは、かの有名なドイツ人医師シーボルトが持ち込んだWm.Rolfe&Son’s(イギリス)の1819年製スクウェアピアノだそうです。シーボルトが帰国の際、当時親交があった萩藩4代当主に寄贈し、現在は山口県萩市の熊谷美術館が所蔵されています。この200年もの昔のピアノが今でも残っているのも驚きですが、このピアノを「日本ピアノ調律協会」が修復・復元し、2009年楽器フェアに展示したようです。今のような鋼鉄製の弦ではなく、その当時使われていた軟鉄製の弦に張り替えるなどして、外見だけでなく音色も当時のままに再現したようで、その技術の高さには驚きです。

調律の仕事
調律のお仕事は、単に音色のピッチ調整だけではありません。弦、ハンマー、鍵盤はじめ器具の細部まで、ピアノ全体をみるいわばお医者さんのようなもの。不具合がみつかれば分解、取り外して、また元通りにします。調律の仕事をするには繊細な技術と根気とセンスが必要だと言われています。しかしこのような調律師の活躍で、ピアノの素晴らしい音色が守られているのです。

調律で長持ち
このように調律はメンテナンスでもあります。メンテナンスを定期的にやっていれば、前述のピアノのように何十年、何百年経っても使い続けることが出来ます。購入したきり一度も調律したことのないピアノはありませんか?永く使い続けるために、いつまでもいい音色を奏でるために、ピアノ調律、ピアノ修理のプロに一度みてもらいましょう。